映画『花まんま』は、朱川湊人の直木賞受賞短編集を原作に、大阪の下町を舞台とした兄妹の不思議な物語を描いた感動作です。
主演の鈴木亮平と有村架純の熱演はもちろん、子役たちの圧倒的な存在感や、ファンタジー要素が織り交ぜられた独特の世界観が魅力。
映画館で観てきましたので、この記事では
映画『花まんま』感想レビュー !子役の名演とファンタジーが光って感涙!
と題して、早速、感想・レビューをお届けします!

映画『花まんま』感想レビュー①子役の演技が圧巻
映画「花まんま」
— 有村架純's staff (@Kasumistaff) April 25, 2025
ついに公開です!!🌸
ぜひ劇場でご覧下さい☺️
#花まんま #有村架純 pic.twitter.com/BEBljU3Jrm
まず印象に強く残ったのは、俊樹とフミ子の子供時代を演じた子役たちの素晴らしさです。
兄の子役は田村塁希
兄・加藤俊樹の幼少期を演じたのは田村塁希(たむら るいき)さん。
田村塁希さんは2009年生まれ、大阪府出身。
これまでNHKのドラマやCMなどで着実にキャリアを積み、自然体で繊細な表情の演技に定評があります。
『花まんま』では、兄としての葛藤や妹への深い愛情を、目の動きや口元の揺れ一つで見事に表現し、観客を物語世界へと引き込みます。

大人顔負けの名演技でした!(涙)
妹の子役は小野美音
妹・加藤フミ子の子供時代を演じた小野美音(おの みおん)さんも印象的な存在です。
小野美音さんは2013年生まれ、東京都出身。
これまで舞台やCM、ドラマなどに出演し、透明感のある存在感と独特の雰囲気で注目を集めています。
『花まんま』では、フミ子の不思議な記憶や繊細な心の動きを確かな演技力で表現。

愛らしい瞳もとても魅力的でした。
二人の自然体の演技は物語の根幹を支え、特に田村塁希さん演じる俊樹の表情の細やかな変化は絶品。
映画の中盤、お兄ちゃんが花まんまを渡すシーンでは思わず涙がこぼれるほど感情移入してしまいました。
*すごい女優さんの小野美音さんについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

映画『花まんま』感想レビュー②不思議好きな方におすすめ
「花まんま」は単なる家族ドラマにとどまらず、ファンタジー要素が随所に盛り込まれています。
- 妹・フミ子が“他人の記憶”を持つというSF的な設定
- フミ子の婚約者がカラスと会話できるキャラクター
など、原作小説の「魂の転生」「前世の記憶」という主題を映画でもしっかりと受け継いでいます。
現実と幻想が交錯する独特の雰囲気は、ファンタジー好きな方には特に刺さる作品といえるでしょう。
鈴木亮平・有村架純・鈴鹿央司の役柄についてレビュー
では主演の鈴木亮平さん(兄役)と有村架純さん(妹役)、そして有村架純さんの婚約者・鈴鹿央司さんについてもレビューしていきます。
兄の鈴木亮平
主演の鈴木亮平は、両親を早くに亡くし、妹を守ることを誓った熱血漢の兄・俊樹を熱演。
彼の成長物語は本作の大きな柱であり、結婚式でのスピーチのシーンでは観客もスタッフも涙したという逸話が残るほど。

もちろん私ももらい泣き。。。
大阪の下町で育ったという設定も、関西弁ネイティブの鈴木亮平が自然に演じている点が高く評価されています。
⿻────────────────⿻#鈴鹿央士 がファインダー越しに捉えた
— 映画『花まんま』公式🌸 (@hanamanma_movie) April 16, 2025
映画『#花まんま』の世界がここに。
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鈴鹿さんの数年来の趣味でもある
フィルムカメラで撮影した貴重な現場写真の数々を公開📸
運転席に座る #鈴木亮平 さん… pic.twitter.com/LBpU0OKKGV
妹の有村架純
妹・フミ子を演じた有村架純は、その美しさが申し分なく発揮されていて、花よりもおきれいでした。

ウェディングドレス姿も完璧!
ただ役柄の設定として、心の動きがやや分かりにくかったのが惜しいところ。
複雑なキャラクターなのにあまり悩んでいないように見えたのは、「気が強い」設定だったからでしょうか?
ですが、有村架純さんは映画館で観る価値のある美しさでした!

鈴鹿央士はコミカルで自然に好演
脇を固める鈴鹿央士さんは、妹の婚約者で“カラスと話せる”研究者・中沢太郎役をコミカルかつ自然体で好演しました。
彼の存在が兄妹の間合いを柔らかくし、重くなりがちな物語に絶妙な軽やかさをもたらしています。
カラスとの掛け合いも違和感がなく、観ていて微笑ましくなるシーンが多いのも印象的です。
*鈴鹿央司さんの経歴についてはこちらの記事をご覧ください。

【まとめ】『花まんま』の感想とおすすめの人
『花まんま』は、家族愛や人情を丁寧に描きながらも、ファンタジーやコミカルな要素を絶妙にブレンドした作品です。
観る人によっては、やや脚本がベタに感じたり、ファンタジー要素が好みを分けるかもしれません。
ですが、子役の名演や鈴木亮平の圧倒的な存在感、そして鈴鹿央士の自然な演技が全体をしっかりと支えています。
この作品を特におすすめできるのは、こちらの方ではないでしょうか。
- 子役の名演技を堪能したい方
- ファンタジーや不思議な物語が好きな方
- 家族の絆や成長物語に心を動かされる方
- 鈴木亮平・有村架純・鈴鹿央士など実力派俳優の演技を楽しみたい方
涙を誘う感動作でありながら、温かな余韻を残す『花まんま』。
ぜひ劇場で、その世界観に浸ってみてください。
*『花まんま』の上映がいつからいつまでなのか、こちらの記事をご覧ください。
