映画『フロントライン』は、新型コロナウイルスのパンデミックを事実に基づいて描いた日本初のオリジナル脚本作品。
小栗旬主演で、2025年6月13日より全国公開。
感染症の最前線で戦った医療従事者の姿をリアルに映し出し、多くの共感と感動を呼んでいます。
そこでこの記事では、
映画『フロントライン』の医療監修は誰?医師が小栗旬をバックアップ!
と題して、映画の医療監修を担当した医師や薬学の教授の役割について詳しく解説します。

最後までごゆっくりお読みください!
映画『フロントライン』の医療監修の重要性
映画『フロントライン』は、2019年12月に中国湖北省武漢市で初確認された新型コロナウイルス感染症の世界的流行を背景に、感染拡大の最前線で奮闘した医療チームの姿を描いています。
パンデミックという未曾有の危機に挑む医療現場の緊迫感や人間ドラマを、オリジナル脚本で日本初めて映像化した意義深い作品です。
フロントラインっていう新型コロナウイルスをテーマにした映画が気になってるのよね。横浜で停泊中の豪華客船内で初めて集団感染が出た時のことを描いた災害派遣医療チームDMATの人達の物語
— ウケミンdays (@M9Sky) December 21, 2024
来年6月頃らしいので、これはね是非劇場で観たいね
医療監修は、こうしたリアルな描写を支える重要な役割を担います。
医療現場の専門知識や細かな動作、用語の正確さが欠けると、作品の信頼性は損なわれてしまいます。
『フロントライン』では、実際に感染症対応の最前線で活躍した医師たちと、薬剤師の視点から江川孝教授が監修に携わり、リアリティを追求しました。
これにより、観客は現場の緊迫感や医療従事者の葛藤を深く感じ取ることができます。

緊張感のある映画です!
医療監修者たちのプロフィール
映画の医療監修を担当したのは、
- 神奈川県立病院機構 理事長の阿南英明医師
- DMAT(災害派遣医療チーム)事務局次長の近藤久禎医師
- 福岡大学薬学部教授の江川孝教授(薬剤師)
本日、病院の帰りに映画館へ行きフライヤーを頂きました!フロントライン6月13日公開の映画とても楽しみにしております。事実に基づく物語なので、絶対!観たいです。公開が今から楽しみです!(個人的話です)
— kinoko (@minyan__9292) April 11, 2025
彼らは実際にダイヤモンド・プリンセス号の新型コロナウイルス集団感染対応や、国内外の災害現場で活躍した経験を持ち、その知見を映画制作に活かしました。

実際の経験が映画化されているんですね!
阿南英明医師の経歴と映画でのモデル役
阿南英明医師はDMAT隊員のモデルとなった人物で、感染症の専門家としてダイヤモンド・プリンセス号の対応に従事しました。
映画の主人公・結城英晴(小栗旬さん)のモデルでもあり、医療監修だけでなく、実際に使用した聴診器を劇中で使うなど細部にわたり協力しています。
阿南医師は「事実に基づいて作り上げていただいた」と本作を高く評価。
「船の中や外で本当にあったことを積み上げていただき、僕は4回泣きました」と感動を語っています。
近藤久禎医師の経歴
近藤久禎医師はDMAT事務局次長として、災害医療の現場を支える組織運営に携わってきました。
映画では仙道行義(窪塚洋介さん)のモデルとなり、DMATの活動や組織の仕組みを詳しく伝える役割を担いました。
近藤医師は「できたことを思い出せた半面、その後の課題にも焦点を当てていただいた」と語り、映画が医療現場の現実を多角的に描いていることを評価しています。
江川孝教授の経歴と映画での役割
江川孝教授は福岡大学薬学部教授であり、博士(薬学)の学位を持ちます。
薬剤師として公立病院や製薬企業での研究員経験を経て、現在は災害医療・災害薬事の専門家として国内外の災害現場で活躍しています。
2015年のネパール大地震ではJICAの医療チームの一員として現地で薬剤管理や医療支援に従事し、新型コロナウイルス感染症対策では厚生労働省の参与も務めました。
映画『フロントライン』では、薬剤師の視点から薬物治療や薬剤管理の現実的な描写を指導し、
医療チームの一員としての薬剤師の役割を正確に伝えるための監修を行っています。
江川教授は「薬剤師のための災害対策マニュアル」の改訂にも携わり、災害時の医薬品管理や薬剤師の活動についても深い知見を持っています。
医療監修と映画『フロントライン』のリアリティ
医療監修は単なる助言にとどまらず、撮影現場での細部にわたる指導や用具の提供など多岐にわたりました。
小栗旬さんと松坂桃李くんが6/13公開の『フロントライン』で新型コロナの最前線を描くなんて、すごく楽しみ!💥✨映画の場面カット見たらドキドキしちゃった😍他のキャストも豪華だし、絶対観に行きたい!🎬💖 #フロントライン
— ララ@目指せ!楽々老後 (@ekidendaigaku) May 19, 2025
これにより、俳優たちの演技にも説得力が生まれました。

出演者がとても豪華なんです!
撮影現場での小栗旬のコメント
阿南医師は実際に自身の聴診器を小栗旬さんに貸与し、診察シーンの再現性を高めました。
小栗さんは「研修医にもこうやってほしいと思うくらい、本当にすごい再現性でした」と絶賛しています。
また、撮影中には医療現場の緊張感をリアルに伝えるため、医師たちが現場に立ち会い細かな動作や言葉遣いを指導しました。
窪塚洋介さんも「DMATの方々の生き様が僕たちの後押しになっていた」と語っています。
江川孝教授も、薬剤師としての現場経験を活かし、薬剤管理や服薬指導のシーンでリアリティを追求しました。
薬剤師の役割や業務の流れ、災害時の医薬品管理の実際など、専門的なアドバイスを現場で行い、映画のリアリティ向上に大きく貢献しています。
医師も小栗旬を絶賛!
阿南医師は小栗旬さんの演技について「背が高くてスタイルが良く、芝居に入ると集中されていて魅力的」と称賛。
窪塚洋介さんは「現場のリアリティがまるで当時のクルーズ船の現場のようだと近藤先生が言っていた」と話し、医療監修が俳優の演技に安心感をもたらしたことを明かしました。
両医師は映画の完成に感動し、医療現場の課題や尊さを多くの人に伝えられたことに手応えを感じています。
江川孝教授は「薬剤師の役割や医療チームの連携を正しく伝えることができた」と述べ、映画を通じて薬剤師の重要性を広く知ってもらう機会となったと評価しています。
まとめ
映画『フロントライン』の医療監修は、
*阿南英明医師
*近藤久禎医師
*江川孝教授(薬剤師)
という実際に新型コロナウイルス対応や災害医療の最前線で活躍した専門家たちが担当しました。
彼らの豊富な経験と専門知識が、映画のリアリティを支え、観客に現場の緊迫感や医療従事者の葛藤を伝えています。
6月に見たい映画にフロントラインが追加されました。そんなに時間取れない…_(:3」∠)_
— NEOぶーたん (@_blowdry_) May 18, 2025
メンツ激アツじゃない??
俳優たちも医療監修のもとで高い再現性を実現し、多くの人に感動を与える作品となりました。
リアルな医療現場の姿を通して、命の尊さや医療従事者への敬意を改めて感じられる映画です。

ぜひ映画館でチェックしてみてくださいね!
*映画「フロントライン」の原作についてはこちらの記事をご覧ください。
