映画『国宝』の舞台となった京都・南座は、歌舞伎の歴史と文化を色濃く映し出す場所です。
映画を観て、ロケ地に行ってみたくなった人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、
映画『国宝』ロケ地・南座って?吉沢亮の撮影シーンやアクセス方法も!
と題して、南座を中心に映画のロケ地情報や撮影エピソード、アクセス方法、周辺の観光スポットまで詳しくご紹介します。
主演の吉沢亮さんの熱演とともに、映画の世界観を深く味わえる聖地巡礼の旅へご案内いたします。

最後までごゆっくりお読みください!
映画『国宝』のロケ地紹介!南座を中心に巡る聖地巡礼
映画『国宝』は歌舞伎役者の人生を描いた壮大な物語で、京都の歴史的劇場・南座をはじめ、滋賀県大津市や兵庫県の永楽館など各地で撮影が行われました。
ここでは、特に南座の魅力と撮影シーンを中心に解説します。

ロケ地巡りの参考にしてみてくださいね!
南座(京都・祇園四条)での撮影シーン
南座は、1929年に桃山様式で建てられた歴史ある劇場で、歌舞伎役者にとって特別な場所です。
映画のクライマックスシーンでは、主演の吉沢亮さん演じる喜久雄と横浜流星さん演じる俊介が同じ舞台に立つ重要な場面が南座で撮影されました。
撮影は2024年5月末に非公開で行われ、関係者によると
「現場の緊張感がそのまま画面に映り込んでいる」
とのことです。
撮影当日は、南座の舞台袖に撮影限定の架空の演目ポスターが掲示されるなど、劇場スタッフの細やかな配慮でリアリティが追求されました。
このポスターは撮影終了後に撤去され、現在は見ることができませんが、映画の世界観を支える重要な演出の一つでした。
南座の建物自体も国の登録有形文化財に指定されており、桃山時代の豪華な意匠や唐破風の屋根が特徴的です。
舞台の上からは、京都の伝統と歴史を感じることができ、映画の撮影にふさわしい荘厳な雰囲気を醸し出しています。
南座へのアクセス方法と周辺観光スポット
南座は京都市東山区、祇園四条エリアに位置し、アクセスは非常に便利です。
最寄り駅は京阪電鉄の祇園四条駅(6番出口)からすぐ、阪急電鉄の京都河原町駅から徒歩約3分です。
京都駅からは地下鉄と阪急を乗り継ぐルートが最も早く、約10分で到着します。
バスやタクシーも利用可能ですが、四条通りや河原町通りは渋滞しやすいため時間に余裕を持つのがおすすめです。
南座周辺は京都の代表的な観光スポットが点在しています。
徒歩圏内には、舞妓や芸妓が行き交う花見小路通り、祇園白川の風情ある川沿いの景色、八坂神社や建仁寺など歴史的な寺社もあります。
祇園の情緒を味わいながら、映画の世界観に浸るのに最適なエリアです。
また、南座周辺には京都らしい甘味処や純喫茶も充実しています。
例えば、徒歩数分の「フランソア喫茶室」は100年以上の歴史を持つ老舗で、観劇前後の休憩にぴったりです。
抹茶や和スイーツを楽しみながら、京都の文化を堪能できます。
映画『国宝』と南座の歴史的・文化的背景
南座は、歌舞伎の発祥地である京都において、400年以上の歴史を持つ日本最古の劇場です。
🔔🌹映画の前の予告
— てま (@temashun) March 11, 2025
映画国宝
ロケ地の劇場、南座でしょうか?

とても歴史のある建物ですね!
南座の歴史と歌舞伎文化の象徴としての役割
南座の起源は、江戸時代初期の慶長年間(1600年代初頭)にまで遡ります。
出雲の阿国さんが京都四条河原で披露した「かぶき踊り」が歌舞伎の始まりとされ、その地に幕府公認の芝居小屋が設けられました。
現在の南座は1929年に桃山風の建築様式で建てられ、1996年には国の登録有形文化財に指定されています。
2018年には耐震補強を含む大規模改修を終え、伝統を守りながら近代的な設備も整えています。
映画撮影が南座にもたらした影響と地域の反応
映画『国宝』の南座での撮影は、地元にとっても大きな話題となりました。
撮影は非公開で行われましたが、関係者やエキストラの募集情報からも注目度の高さがうかがえます。
撮影時には劇場内の装飾や演目ポスターの特別制作など、現場の工夫が随所に見られました。
映画公開後は、南座を訪れる観光客や歌舞伎ファンの増加が期待されており、地域の文化振興や観光活性化に寄与するでしょう。
南座以外のロケ地もステキ
映画『国宝』の撮影は南座だけでなく、関西各地の歴史的な場所でも行われました。
どことは言わないですが、今日行ったところが国宝のロケ地やったみたいで。。。
— 👀👀 (@ibikei48) March 20, 2025
より映画が楽しみになった!!#吉沢亮
ここでは、主なロケ地とその魅力を紹介します。

詳しくご紹介したいと思います!
東大阪市立日新高校前の青春シーン
物語の冒頭、少年時代の喜久雄(黒川想矢さん)と俊介(越山敬達さん)が自転車で坂道を駆け下りるシーンは、東大阪市立日新高校前の坂道で撮影されました。
春には満開の桜が咲き誇るこの場所は、青春の始まりを象徴する美しいロケーションです。
撮影当日は曇天でしたが、監督が「この薄明るさが記憶の中の春にちょうどいい」と判断し、そのまま撮影を決行。
主演の二人が本番直前に桜の花を一輪ずつ胸ポケットに入れていたという心温まるエピソードもあります。
滋賀県大津市の琵琶湖畔シーン
中盤のシーンで、喜久雄が自分の葛藤と向き合いながら歩く場面は、琵琶湖を望む滋賀県大津市で撮影されました。
1996年の設定に合わせて当時の車両を使用し、大規模なエキストラ撮影も行われています。
撮影は午後遅くの曇りがちな時間帯に行われ、光と影が交錯する空模様が主人公の心の揺れを象徴的に表現しています。
琵琶湖の美しい景色と淡いノスタルジーが胸に響く映像となりました。
兵庫県豊岡市・出石永楽館の歴史ある芝居小屋
兵庫県豊岡市の永楽館は、明治時代に開館した歴史的な芝居小屋で、映画の重要な撮影地の一つとなりました。
昭和39年に一度閉館しましたが、平成20年に改修され、現在は一般公開されています。
永楽館の趣ある舞台空間は、映画の歌舞伎シーンに深みを与えています。
伝統的な芝居小屋の雰囲気を存分に味わえる場所で、歴史と文化を感じたい方におすすめです。
*映画「国宝」のロケ地・出石永楽館についてはこちらの記事をご覧ください。

【まとめ】映画『国宝』のロケ地・南座の魅力
京都の南座はアクセスも良く、周辺には祇園の花街や歴史的な寺社、京都らしい甘味処も充実しています。
主演の吉沢亮さんの渾身の演技とともに、これらのロケ地を訪れることで映画の世界観をより深く味わうことができるでしょう。
吉田修一さんの小説「国宝」が映画化すると発表されて以来、他のキャストは誰なのかずっと気になっている🤔
— Kazuki_Zhang(ジャン) (@Julia_kazuki) April 2, 2024
さきほど歌舞伎役者役のエキストラ募集情報が見ました、南座も撮影ロケになります、すごいなぁ
ぜひこの記事を参考に、映画『国宝』の聖地巡礼の旅を計画してみてください。
スクリーンを飛び出した物語の世界が、旅先の風景の中にふと現れるかもしれません。

ぜひ映画館でチェックしてみてくださいね!
*映画「国宝」の吉沢亮さんの役のモデルについてはこちらの記事をご覧ください。
